うたづくりを通じたコミュニティ支援と自己肯定のサポート(2015年度)

2015年度「神戸市パートナーシップ活動(一般)助成」、「倶進会(一般)助成)」事業
(※当時は任意団体「市民社会Do Tank」として実施)

人権教育エンターティナーである登天ポールさんとの協働で、「若者の自己肯定感の低下、社会の高齢化と高齢者の孤立化」への取り組みとして、人が集まる場所を基点とした市民主体のコミュニティ構築と、個々人が前向きに生きていくためのささやかな力づけを行うため、うたづくりを通じたプログラムを実施しました。

実施内容

多様な背景をもつ若者へのプログラム実施 (神戸市パートナーシップ活動助成(一般)助成事業、倶進会(一般)助成事業)

・三宮のライブハウスにて(7/12)

大学生特有の将来に対する不安、これまでの自分の半生を振返っての困難などを傾聴し、キーワードをもとに、それぞれにとっての「自分の応援歌」をつくりました。(参加者:大学生4名)

・ひょうごラテンコミュニティにて(9/26、11/28)

当団体と同じく2015年度のパートナーシップ活動助成に採択された「ひょうごラテンコミュニティ」のプログラムと協働して、保護者たちが同団体のプログラムを受講している間、こどもたちに対してうたづくりのワークショップを実施。自分の好きなもの・ことや、将来への希望などに対する想いなどを、参加者どうしで話し合うことを通じて、文化的背景を含めた自己や仲間に対する肯定感を高める機会を提供しました。
(参加者:多様な文化背景をもつこどもたち 約20人)

・1/26、3/22 NPO法人神戸オレンジの会にて

「神戸市ひきこもり地域支援センター」に通う若者を対象に、うたを通じた自己表現と傾聴を通じて、自分自身を見つめなおし、他者に対して心を開く機会を提供しました。
(参加者:若者 約10人)

高齢者へのプログラム実施 (神戸市パートナーシップ活動助成(一般)助成事業)

・六甲台わいわいカフェにて(8/27、9/3、10/10)

毎週木曜日に地域住民や大学生が中心となり、URグリーンヒルズ六甲集会所で開催している「六甲わいわいカフェ」のテーマソングづくりを通じて、参加者どうしでこれまでの半生を振り返りつつ、その地域に暮らす中で感じていること、住民どうしのつながりの大事さなどに気付く機会を提供しました。(参加者:地域の高齢者 約15人、大学生 約5人)

・神戸市営岩屋北住宅集会所にて(9/5、9/12)

毎週土曜日に「神戸大学学生震災救援隊」が地域住民と開催しているコミュニティカフェ「お茶屋岩屋」のテーマソングづくりを通じて、参加者どうしでこれまでの半生を振り返りつつ、住民どうしのつながりの大事さや、コミュニティカフェを通じた居場所への愛着、周囲の人々への感謝の気持ちなどに改めて気付く機会を提供しました。
(参加者:地域の高齢者 約60人、大学生 約25人)

参考:YYカフェで製作したテーマソングの動画
https://www.facebook.com/shunji.kawakami.1/videos/663069053829497/

参考情報

・神戸市「協働と参画」推進助成
※平成30年度より「パートナーシップ活動助成」から名称変更。